野菜の相場や品質、入荷状況は日々変化します。そのため、日々卸売市場の状況を確認したり、生産地の状況を聞き取ったりしながら販売と仕入を行っています。事務所内で電話やFAX、メール等で情報収集をしますが、産地や市場に足を運び、自分の目と手で確認をします。
また、販売促進の専門セクションもあります。私たちは野菜や果物そのものを納品していますが、同時に美味しく食べきってほしいという思いもあります。野菜の多くは調理を伴うものがほとんどですので、様々な食べ方の提案を行ったり、販促ツールを駆使して売り場を演出しています。
首都圏の配送や集荷はもちろんのこと、私たちがとくに得意とするのは北海道から沖縄まで及ぶ、遠距離輸送です。箱ごとの重さや大きさ、温度帯、組み合わせてはいけない品目など、考慮することは多岐にわたります。どのようにトレーラーやトラックへ積載するのが最適かを即座に判断し、スムーズに荷物を扱いつつ生産者の想いとともに届けることが業務課の仕事です。
実際に手に取っていただく商品を作るのが加工課の仕事です。例えば人参やじゃがいもの場合、入荷時はバラバラの状態でひとつの段ボールに入っています。そこから品質が良いものだけを仕分けし、4～5個ずつパックしたものがお店に並ぶことになります。品質基準をきっちり設定するのはもちろんのこと、パックされた商品が買いやすい適切な量になっているかなども検証しています。
豊洲市場などの東京都中央卸市場の場合、売買が行われた3日目の支払いが原則となっています。さらに、委託手数料や奨励金といった市場独特の仕組みがあるため、日々売買した数量と金額の照合作業がとても重要です。皆さんがそれぞれの業務に集中できるよう、数字に関するチェック体制を事務課でしっかり運用しています。
当社は東京都中央卸売市場内に本社を置いているため、細かな行政対応があります。全従業員の労務管理、施設管理、社内IT管理、研修、リクルートなど、総務課の業務は多岐にわたります。